一般社団法人長岡青年会議所

VANGUARD〜先駆けの精神と不変の志が生み出す新たな価値の創造〜
ホーム > ■理事長対談■ 第1回 長岡市磯田市長&長岡青年会議所大石理事長対談<前編>

■理事長対談■ 第1回 長岡市磯田市長&長岡青年会議所大石理事長対談<前編>

長岡市磯田市長&長岡青年会議所大石理事長対談

■理事長対談■ 第1回前編
2017年6月1日(木) 13:00-14:00

長岡市 磯田市長

長岡青年会議所 大石理事長


長岡青年会議所の組織と本年度のテーマに関して

市長には新年に、私が理事長就任した際にもご挨拶で伺わせていただきましたが、現在長岡青年会議所のメンバーは長岡市内在住、あるいは「仕事が長岡」という人間を中心に構成されており、約150名程度います。

何歳までが対象となるのでしょうか。

20歳~40歳までが対象となります。なかなか20歳という会員はおりませんが…、今若い方では23~24歳くらいの方もいます。

今年の活動テーマに関してですが、大きく2つのテーマがあり、1つは「交流人口と定住人口の増加」ということと、もう1つが、長岡市だけ一人勝ちになるのではなく「広域的に長期的に発展していくためには今何をしていったらいいのか」ということを考えながら活動をさせていただいている所です。

長岡市の「交流人口」の増加を目指して

今理事長の方からも「交流人口」と「定住人口」のお話がありました。長岡市の課題としては私もまさにその通りだと思うのですが、「交流人口」でいうと、長岡地域あるいは中越地域において、「インバウンド(の波及)が全然きていない」と感じますが、この点はどのようにお考えでしょうか。

そうですね、県内レベルで捉えると…あくまで個人の実感の話ですけれども、全体的に少ないような感じがします。かつ、長岡市として見ると、私はよく新幹線に乗るのですが、ほとんどの方が越後湯沢駅で降りているような気がします。

そうですね、「インバウンドは越後湯沢まで」という印象がありますよね。

そういう実態をどういう風に考えるかが大きなテーマかなぁ、とも思います。一つは「本当に(インバウンド向けの)ネタがないのかどうか」、もしネタがないのであればネタを作らなければいけません。もう一つは、今のインバウンドがどういうものに促されてきているのか、そういう実態の分析を踏まえる必要があります。案外今あるものでも、人が来るようなネタになるものが実はあるのかもしれませんね。

私もまさに同じことを考えておりまして、新たに何かを作るというよりは、「今あるものをどうやって活かすか」「どうやって発信していくか」を考えることが大事かなと思っています。

そういう意味では今年長岡青年会議所の一つに、長岡花火財団様とも連携させていただきながら、「長生橋」周辺、「信濃川」など花火大会の会場となっている馴染みのある場所に関して、年間を通じて活用すべく動いています。では、それをどう発信していくのかという話もありますが、SNSなどを活用して一人一人家族や友人に広がるように、地道に「クチコミ」を増やしていきたいと考えています。

「クチコミ」の話ですが、私もとても大事だと思います。「クチコミ」という一種のツールをうまく活用できれば、地道かもしれないが非常に効果的だと思います。
今理事長がお話しされた内容に、既に長岡市にも充分「ネタ」はあるなぁと私は感じました。

ありがとうございます。また、インバウンドという話で言えば、国内には約3万5,000、全世界には12万程度同じ青年会議所の組織がありまして、来週実はアジアの青年会議所メンバーが集まる大会があるので、そこでも長岡のPRをしたいと思っています。

それはぜひPRしてください、ありがとうございます。

先程花火というワードが出て来ましたが、別にそこまで大きなことでなくても、例えば「雪が解けたら田植えをして、秋になれば米を収穫して食べる」というその日常自体が、交流人口増加の良いテーマになり得るかもしれませんね。

実際に東京から長岡市に来て、子供と一緒に田植え体験をして、秋にまた来てそれを収穫して食べてみる…というのは、東京や他の地域ではあまり経験できないことですし、それ自体が思い出にもなります。そういったツアーがあっても売り物になると思います。私たちが当たり前に生活している中にも、視点を変えれば宝の山がいっぱいあるかも知れません。

他エリアの事例で、福島の方の耕作放棄地でオーナー制度をやっているらしく、まさしくそこでは都内や関東圏の方が中心となってオーナーになられているようで取組みとして面白いなぁ…と感じました。

青年会議所のメンバーの皆さんは子育て世代も多いと思います。まさにそういった世代には親子での田植え体験はぴったりだと思いますので、同世代のネットワークを活かして交流人口増加に繋げていただけるとありがたいですね。

長岡市の「定住人口」の増加を目指して

大きなテーマの2つ目、「定住」に関してですが、市の政策としては長岡というまちを「生活するあるいは一生を送るのにふさわしいまちにする」というのが一つあります。その中には例えば、「教育」「子育て」「福祉」等ありますが、それ以外にも土日になれば素晴らしい公園が近くにあり、海にも行けるなどいろいろな体験ができる長岡市は、実は外から見れば好条件がそろっている魅力的なまちです。それを今後もさらにレベルアップしていくべきだとは思います。

長岡市は「待機児童ゼロ」という分野でトップクラスという話を聞いたことがあります。そういう生活に直結する部分が、定住人口増加につながっていくのでしょうね。

また、「定住」というテーマに関わる部分での取組みですが、長岡青年会議所ではこの8月にインターンシップ事業を実施させていただく予定です。これは、いわゆる企業に訪問してのインターンシップだけではなく、青年会議所で企画しているような自分たちでイベントを作り上げるような活動やまちを盛り上げていく活動にも参加をしていただき、「仕事をしながらその地域に住む」ということを体験することで、長岡地域と学生のマッチングをしていくという事業になります。

なるほど、面白い取組みですね。

今年からスタートするにあたり、動いていく中で色々な課題も出てくるとは思うのですが、対象としているのはU・Iターンの学生と長岡市に在学中の学生で20名程度を想定しています。そこに至る経緯は、学生と話をした際に、「高校時代は長岡市に住んでいても実際に生活しているという実感がなかった」という声が多かったことがきっかけでした。ところが後に一人暮らしを始めて自分で自炊したり、買い物に出かけたりということをして初めて、その地域に住むということがどういうことかようやく分かってくるのです。通常のインターンシップは、「その会社で仕事をする」という事だけを教えられるので、その地域で住むということはどういうことか、そんな所までは考えられない内に就職先を決めている…というような学生の声を聞いて、この事業に至りました。

これだけ自然もあり、買い物もできる、生活しやすいエリアなので実際に「住む」ということを意識する事によって、学生のUターン・Iターンに結び付くのではないかと考えています。

素晴らしい発想だと思います。今の学生はバランス感覚が良いので、「仕事だけして生きていきたい」とは考えていないと思います。そういった意味でバランスのいいインターンシップになるのではないでしょうか。長岡市がインターンシップにこれから力を入れていきたいと考えている理由の一つに、大卒の3割から4割程度は必ずしも大企業志向ではないということが挙げられます。むしろ、傾向として「自分の力を活かせるところはどこか」と考えている人が多いように感じます。そういった変化を踏まえ、企業経営者の方々にお願いしたいのは、学生を受け入れる際に「どういう風に遇するか」という所を考えていただきたいのです。どういう経験をすれば「この地域で、この会社で働きたい」と思ってもらえるか、考えてほしいのです。

例えば、学生がインターンシップに来た際には、思い切って自社の課題を学生に一度ぶつけてみてください。それに対して、学生が今までの経験や知識で何らかの答えや、答えに至らなくてもヒントでも良いのでもし出すことが出来たら、それに対して褒めてあげるのです。それにより、この会社に来れば「自分は貢献できるんだ」という気持ちを持ち、会社の規模の大小に拘らず、就職したくなると思うのではないでしょうか。

働きがい、ということですね。

そうです。それによってその職場に行く意味が見出せます。是非、学生にそういった経験をさせることが出来るインターンシップにしてほしいのです。

分かりました。今回受け入れていただく企業のプログラムの中にも、そういった内容を組み込ませていただきたいと思います。

期待感と成果を少しでも感じてもらえれば、最終的な就職につながると思います。インターンシップに来てもらい、本当にそのまま自社の就職に結び付けられるように考えていただけるとありがたいです。

そういった仕事という面からも、「定住人口増加」の一歩が新卒の方を中心に広げていければいいな、と。産業界と行政が力を合わせてやっていけたらいいなと思います。

青年会議所としましても、是非力を入れて取り組んでいきたいと思います。

>> 第1回 後編につづく

■理事長対談■ バックナンバー

長岡市磯田市長&長岡青年会議所大石理事長対談
第1回 前編
長岡市磯田市長&長岡青年会議所大石理事長対談
対談ページへリンク
長岡市磯田市長&長岡青年会議所大石理事長対談
第1回 後編
長岡市磯田市長&長岡青年会議所大石理事長対談
対談ページへリンク
(株)新潟プロバスケットボール小菅社長&大石理事長対談
第2回 前編
(株)新潟プロバスケットボール小菅社長&大石理事長対談
対談ページへリンク
(株)新潟プロバスケットボール小菅社長&大石理事長対談
第2回 後編
(株)新潟プロバスケットボール小菅社長&大石理事長対談
対談ページへリンク